アトピーとステロイド

アトピーとステロイド

 

ステロイドについての説明をする前に、活性酸素と炎症について説明します。

 

炎症が起こっている状態というのは、「活性酸素」が暴れている状態なのです。

 

では、「活性酸素」ってなんなのか知っていますか?

 

意外に知らない人が多いので、説明します。

 

 

空気中の酸素は、体内に入って2%ほどが「活性酸素」という物質に変身します。

 

この「活性酸素」がカラダをサビさせてしまう原因となるのです。

 

活性酸素とは、本来、体内に侵入した細菌やウィルスなどの敵からの攻撃から
カラダを守るために、白血球が作り出す物質です。

 

活性酸素により1つの細胞がサビると、その細胞は次々にまわりの細胞を酸化
させていきます。

 

活性酸素により細胞がサビていくと、内臓や皮膚、骨などのあらゆる組織に
ダメージを与えます。

 

カラダのサビは、老化やガンや生活習慣病などにつながると言われています。

 

最新の研究の結果、活性酸素が生活習慣病の原因の90%であることが判ってきました。

 

また、アトピーの赤み、痒み、炎症が起きている状態も活性酸素が暴れている
ことが原因なのです。

 

 

この「活性酸素」が暴れている時にステロイドを塗布すると、活性酸素が吸収
され、炎症は沈静されます。

 

 

ステロイドもここまでは、問題ありません。

 

 

しかし、この活性酸素を吸収したステロイドは酸化され、ステロイド酸化物質になります。

 

 

ステロイド酸化物質は組織を交感神経緊張状態にし、血流のうっ滞と穎粒球増多を招き、
穎粒球は組織に浸潤し炎症を引き起こします。

 

 

これがアトピー性皮膚炎から酸化コレステロール皮膚炎への移行です。

 

この移行はステロイド外用剤を使用し始めてから数カ月から数年で起こります。

 

 

このような酸化コレステロール皮膚炎を鎮めるためにステロイド外用剤を使用すると、
さらに多量を使用しなければならなくなります。

 

 

これがステロイド剤増量のメカニズムであり、「ステロイド依存症」なのです。

 

 

ステロイド依存が起こると、炎症性サイトカインがストレスによって多量に放出
されるようになり、これが激しい炎症を引き起こします。

 

 

元のアトピー性皮膚炎とは異なり、ステロイドを塗った場所にすき間のない炎症
が出現してきます。

 

 

また全身反応なので、ステロイドが切れるとステロイドを塗らない場所にも炎症
が広がります。

 

 

誤解し易いのですが、かゆい→掻く→炎症 ではなく、

 

ステロイドが切れる→炎症→かゆみの順なのです。

 

 

又、酸化コレステロールは交感神経緊張状態をつくり、ついには不安感、絶望感、
うっ状態などの精神的破綻をも引き起こすので、ステロイドの長期使用は家族の
すべての人を苦しめることになるのです。

 

 

そして、ステロイド依存の重症アトピー性皮膚炎患者は激しい免疫抑制状態になっています。

 

ステロイド離脱の治療を始めると、さらにこの免疫系の機能低下が強くなります。

 

これがアトピー性皮膚炎の悪化、リバウンドの実体なのです。

 

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